童謡や唱歌には、昼間の明るい風景だけでなく、静かな夜や月明かりの景色を歌った曲もあります。
「夜」という言葉がそのまま登場する曲もあれば、「今宵」「ゆうべ」など、昔の言葉で夜の時間を表している曲もあります。
今回は、どうようファンに収録している童謡・唱歌の中から、夜の情景が歌詞に描かれている6曲を紹介します。
『静かな湖畔』♪しずかなこはんの もりのかげから
しずかなこはんの もりのかげから
もうおきちゃいかがと かっこうがなく
カッコウ カッコウ
カッコウ カッコウ カッコウ
しずかなこはんの もりのかげから
もうおきちゃいかがと かっこうがなく
カッコウ カッコウ
カッコウ カッコウ カッコウ
よるもふけたよ おしゃべりやめて
もうねちゃいかがと ふくろうなく
ホッホー ホッホー
ホッホー ホッホー ホッホー
よるもふけたよ おしゃべりやめて
もうねちゃいかがと ふくろうなく
ホッホー ホッホー
ホッホー ホッホー ホッホー
(作詞者不詳/スイス民謡)
『ほたるこい』♪ほう ほう ほたる来い
ほう ほう ほたる来い
あっちのみずは にがいぞ
こっちのみずは あまいぞ
ほう ほう ほたる来い
(わらべうた/わらべうた)
『きよしこの夜』♪きよしこの夜 星はひかり
きよしこの夜 星はひかり
すくいの御子(みこ)は まぶねの中に
ねむりたもう いとやすく
きよしこの夜 み告(つ)げうけし
まきびとたちは 御子の御前(みまえ)に
ぬかずきぬ かしこみて
きよしこの夜 御子の笑(え)みに
めぐみの御代(みよ)の あしたのひかり
かがやけり ほがらかに
(作詞:ヨーゼフ・モール、作曲:フランツ・クサーヴァー・グルーバー、日本語訳詞:由木康)
『朧月夜』♪菜の花畠(なのはなばたけ)に 入日薄れ(いりひうすれ)
菜の花畠(なのはなばたけ)に 入日薄れ(いりひうすれ)
見わたす山の端(やまのは) 霞(かすみ)ふかし
春風(はるかぜ)そよふく 空を見れば
夕月(ゆうづき)かかりて 匂(にお)い淡し(あわし)
里わの灯影(ほかげ)も 森の色も
田中(たなか)の小道(こみち)を たどる人も
蛙(かわず)の鳴く音(なくね)も 鐘(かね)の音(おと)も
さながら霞(かす)める朧月夜(おぼろづきよ)
(作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一)
『浜辺の歌』♪あした浜辺を さまよえば
あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ 忍ばるる
風の音よ 雲のさまよ
寄する波も 貝の色も
ゆうべ浜辺を もとおれば
昔の人ぞ 忍ばるる
寄する波よ 返す波よ
月の色も 星の影も
(作詞:林古渓/作曲:成田為三)
『トロイカ』♪雪のしらかば並木
雪のしらかば並木
夕日が はえる
走れトロイカ ほがらかに
鈴の音(ね)たかく
走れトロイカ ほがらかに
鈴の音(ね)たかく
響け若人(わこうど)の歌
高鳴れ バイヤン
走れトロイカ かろやかに
粉雪蹴(け)って
走れトロイカ かろやかに
粉雪蹴(け)って
黒いひとみが待つよ
あの森越せば
走れトロイカ 今宵(こよい)は
楽しいうたげ
走れトロイカ 今宵(こよい)は
楽しいうたげ
(作詞:楽団カチューシャ/ロシア民謡)
『ひいらぎかざろう』♪ひいらぎかざろう ファラララ ララ ラララ
ひいらぎかざろう ファラララ ララ ラララ
晴れ着に着替えて ファラララ ララ ラララ
キャロルを歌おう ファララ ラララ ラララ
輝くこの夜 ファラララ ララ ラララ
(訳詞:松崎功/イギリス民謡)
静かな湖畔、月の浮かぶ夜、夜の浜辺、雪の中を走るトロイカなど、歌によって描かれる夜の風景はさまざまです。
夜に歌われてきた童謡や唱歌を並べてみると、昼間とは違った静かで幻想的な歌の世界が見えてきますね。

