童謡や唱歌には、川の流れや池の生き物、海辺の景色など、水にまつわる情景を描いた歌がたくさんあります。
歌詞の中の水は、子どもたちの遊び場だったり、故郷の思い出だったり、自然の美しさを感じさせる存在だったりします。
今回は、どうようファンに収録している童謡・唱歌から、水や水辺の風景が印象的な曲を紹介します。
『春の小川』♪春の小川は さらさら行くよ 岸のすみれや
春の小川は さらさら行くよ
岸のすみれや れんげの花に
すがたやさしく 色うつくしく
咲けよ咲けよと ささやきながら
春の小川は さらさら行くよ
えびやめだかや 小ぶなの群れに
今日も一日 ひなたでおよぎ
遊べ遊べと ささやきながら
(作詞:林柳波、作曲:岡野貞一)
『ふるさと』♪兎(うさぎ)追いし 彼(か)の山
兎(うさぎ)追いし 彼(か)の山
小鮒(こぶな)釣りし 彼の川
夢は今も めぐりて
忘れがたき ふるさと
如何(いか)にいます 父母(ちちはは)
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思いいずる ふるさと
志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山は青き ふるさと
水は清き ふるさと
(作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一)
『花』♪春のうららの 隅田川
春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 船人が
櫂(かい)のしづくも 花と散る
ながめを何に たとふべき
見ずやあけぼの 露浴びて
われにもの言ふ 桜木を
見ずや夕ぐれ 手をのべて
われさしまねく 青柳を
錦おりなす 長堤に
くるればのぼる おぼろ月
げに一刻も 千金の
ながめを何に たとふべき
(作詞:武島羽衣/作曲:滝廉太郎)
『どんぐりころころ』♪どんぐりころころ どんぶりこ
どんぐりころころ どんぶりこ
お池にはまって さあたいへん
どじょうが出てきて こんにちは
ぼっちゃん 一緒に 遊びましょう
どんぐりころころ 喜んで
しばらく一緒に遊んだが
やっぱりお山が 恋しいと
泣いては どじょうを 困らせた
(作詞:青木 存義、作曲:梁田 貞)
『浜辺の歌』♪あした浜辺を さまよえば
あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ 忍ばるる
風の音よ 雲のさまよ
寄する波も 貝の色も
ゆうべ浜辺を もとおれば
昔の人ぞ 忍ばるる
寄する波よ 返す波よ
月の色も 星の影も
(作詞:林古渓/作曲:成田為三)
『我は海の子』♪我は海の子 白浪の さわぐいそべの
我は海の子 白浪の
さわぐいそべの 松原に
煙たなびく とまやこそ
わがなつかしき 住家(すみか)なれ
生れてしおに 浴(ゆあみ)して
浪(なみ)を子守の 歌と聞き
千里(せんり)寄せくる 海の気(き)を
吸(す)いてわらべと なりにけり
高く鼻つく いその香(か)に
不断(ふだん)の花の かおりあり
なぎさの松に 吹く風を
いみじき楽(がく)と 我は聞く
丈余(じょうよ)のろかい 操(あやつ)りて
行手(ゆくて)定めぬ 浪まくら
百尋(ももひろ)千尋(ちひろ)の 海の底
遊びなれたる 庭広し
幾年(いくとせ)ここに きたえたる
鉄より堅(かた)き かいなあり
吹く塩風(しおかぜ)に 黒みたる
はだは赤銅(しゃくどう) さながらに
浪にただよう 氷山(ひょうざん)も
来(きた)らば来(きた)れ 恐れんや
海まき上(あ)ぐる たつまきも
起(おこ)らば起れ 驚(おどろ)かじ
いで大船(おおふね)に 乗出して
我は拾わん 海の富
いで軍艦(ぐんかん)に 乗組みて
我は護(まも)らん 海の国
(文部省唱歌/文部省唱歌)
『ほたるこい』♪ほう ほう ほたる来い
ほう ほう ほたる来い
あっちのみずは にがいぞ
こっちのみずは あまいぞ
ほう ほう ほたる来い
(わらべうた/わらべうた)
川のせせらぎや池の生き物、海辺の風景など、童謡や唱歌にはさまざまな水の情景が描かれています。
歌詞に登場する水辺を思い浮かべながら歌うと、身近な自然や、懐かしい風景を感じられるかもしれません。

