「ま」から始まる童謡 PR

童謡『まちぼうけ』歌詞・音源と【意外と知らない由来と雑学】

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『まちぼうけ』歌詞&音源

待ちぼうけ 待ちぼうけ
ある日せっせと 野良かせぎ
そこへ兎が とんで出て
ころり転げた 木の根っこ

待ちぼうけ 待ちぼうけ
しめた これから寝て待とか
待てばえものは かけてくる
兎ぶつかれ 木の根っこ

待ちぼうけ 待ちぼうけ
昨日くわとり 畑仕事
今日は頬づえ ひなたぼこ
うまい切り株 木の根っこ

待ちぼうけ 待ちぼうけ
今日は今日はで 待ちぼうけ
明日は明日はで 森のそと
兎待ち待ち 木の根っこ

待ちぼうけ 待ちぼうけ
もとは涼しい 黍畑きびばたけ
今は荒野の ほうき草
寒い北風 木の根っこ

(作詞:北原白秋、作曲:山田耕筰)

『まちぼうけ』の意外と知らない豆知識3選

「中国の故事」が元になっている!

野原で「兎がぶつかって死んだ切り株」を見つけた農夫が、それからずっと切り株のそばで兎を待つ、というストーリーは、約2,300年前に書かれた中国の古い思想書にも登場します。

守株待兎(しゅしゅたいと)
中国の古典「韓非子(かんぴし)」にある故事。「偶然の幸運に頼り、古い習慣や成功体験に固執して、時代の変化に対応できない愚かなさま」を戒める教訓です。

この教訓的な故事を、作詞の北原白秋がユーモラスな童謡に仕立て直しました。童謡として楽しい物語でありながら、「運任せはいけないよ」「努力しなきゃだめだよ」という教訓を子どもたちに伝えているのです。


満州唱歌として誕生

1924年に満州事変前後の満州で日本人向けに作られた「満州唱歌」の一つで、当時の貧困な生活の中で堅実さを説く内容が人気でした。単なる日本の童謡ではなく、植民地時代の産物という側面があります。

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